『コードネーム U.N.C.L.E.』
CIAとKGBが手を組み、二人の凸凹スパイコンビが犯罪組織の企みを阻止するという話。特に感想はない。普通に面白いが、別に観る必要もないなという映画だと思った。
迫力を出すためにCGを使うと、かえって嘘くさく、安っぽく見えてしまうのだなと思った。
『暗殺の森』
『グッドフェローズ』
ヘンリー・ヒルという男がギャングとして成り上がり、破滅するまでを描いた映画。実話に基づいているらしい。クライマックスの、ヘリに尾行され続ける一日は面白かった。
ギャングになると色々な特権が手に入るのだろうが、ヘンリーはずっと無理しているように見えた。笑っていても心から楽しそうには見えなかった。証人保護プログラムでヘンリーは「つまらない」人生を送ることになってしまったが、いつ死ぬか、いつ捕まるかもわからない人生よりはずっと幸せなんじゃないかなと思った。血筋のせいで幹部には永遠になれないわけだし。
ジョジョの元ネタらしきセリフ、シーンが出てくるのも面白かった。「大統領よりもギャングに憧れた」は5部のジョルノの「セリエAのスター選手にあこがれるよりも……『ギャング・スター』にあこがれるようになったのだ!」の元ネタだろうし、ヘンリーの妻のカレンがヘンリーに惚れるときに、「普通の女なら……」と言っていたのは、4部で吉良吉影が大家から金を盗んだときに、川尻しのぶが惚れるシーンの元ネタではないか、と思った。
『ディパーテッド』
犯罪組織に潜入した捜査官と、警察に潜り込んだ犯罪組織のネズミがお互いの正体を突き止めようとする話。かなり面白い。
レオナルド・ディカプリオが出ている映画は面白い。全然映画は観てないけど、『タイタニック』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『シャッターアイランド』『インセプション』など、どれも好きな映画ばかりだ。特に苦しんでいる演技が上手いと思う。
この映画は『インファナル・アフェア 無間道』のリメイクらしいが、より名誉や罪、因果応報などに重きを置いて作られていたような気がする。
『インファナル・アフェア 無間道』
原作なので比較のために観た。ストーリーはだいたい同じ。こちらのほうがよりダークで緊迫感がある気がする。『ディパーテッド』の犯罪組織のボスのコステロは狂っている感じの怖さがあったが、こちらのボスのサムは普通に犯罪組織のボスらしいずるがしこそうな感じがあった。わくわくするのは『ディパーテッド』のほうだが、映像の雰囲気はこちらのほうが好きだ。
ヤン役のトニー・レオンが色気があってかっこよすぎて、こうなりたいなと思いました()
『陽炎座』
『ブラック・レイン』
アウトローなニューヨーク市警の刑事と大阪府警の刑事がヤクザを追う映画。
陽炎座を観て、「松田優作が出ている映画を他に観たことがないな」と思い、観てみた。
まあまあの面白さ。
Creepy Nutsの「助演男優賞」という曲に「蕎麦屋のカツ丼 牛丼屋のカレー またはバナナワニ園のレッサーパンダ ダークナイトで言えばジョーカー ブラックレイン松田優作 ロックフェスでのCreepy Nuts 時として主役を喰っちまう」という歌詞があったので、どんなもんかと期待して観たが、正直そこまで松田優作演じる佐藤に魅力を感じなかった。指を詰めるシーンの気迫や、バイクでチャーリーを襲うシーンなどは怖くて良かったが、マサ(高倉健)のほうが魅力的だった。
あとは、ところどころ大阪の描写が嘘くさかったり、日本語のアナウンスがおかしかったりするのは気になった。映像はかっこいい。
……なんであんなに蒸気みたいなのが街中から出てるんだ。