「新潮文庫の100冊」を全部読む、つもり。
一年間の休学期間中、何か習慣的にやることがあったほうがいいと思った。そこで、「新潮文庫の100冊」を全部読む、ということをやろうと思った。
「新潮文庫の100冊」というのは、角川文庫の「カドフェス」や集英社文庫の「ナツイチ」と並んで夏に開催されるブックフェアである。
ロングセラーの小説から比較的新しい小説まで100冊選出され、名作は限定プレミアムカバーで販売される。また、選出された本は恋する本、シビレル本、考える本、ヤバイ本、泣ける本、に分類されているので、好みのジャンルから良質な作品を選びやすくなっている。
しかし、自分の好みに合いそうな作品を探しやすいということは、裏を返せば、自分の好みを広げたり、読んだら面白いかもしれない作品に触れないままになってしまったりするということである。
そこで、「新潮文庫の100冊(2021)」を全部読み、自分が普段読まなさそうな小説を読んでみたいと思った。
一週間に2冊のペースで読めば、十分、一年間で読み終わる()。
さらに、気に入った作品について感想文を書けば、少しは文章を書く練習にもなるので、良いことづくめである。
全部の作品について感想文を書こうとすると、面倒くさがりな自分にはきつすぎてすぐにやめてしまいそうなので、3冊に1冊くらいのペースで感想文を書き、ここに載せようと思う。